NTTドコモおよび地域ドコモ8社は,「iモード災害用伝言板サービス」を事前体験できるサービスを,防災週間に合わせて実施すると発表した。災害発生に備え,事前に操作手順やサービス内容を理解してもらうのが狙いである。実施期間は2005年8月23日午前9時から9月5日午後5時まで。体験サービスの対象地域は,全国のiモードサービスが利用可能なエリア。

 NTTドコモは,体験サービスの発表と合わせて過去の「iモード災害用伝言サービス」の利用状況も公表した。8月16日に発生した宮城県沖の地震では,8月19日の0時までに登録件数が6万6514件,確認件数が5万3152件だった。最も利用されたのが2004年10月23日に発生した新潟県中越地震時。2004年10月23日から2004年12月9日までの期間に登録件数が10万8216件,確認件数が14万5520件だった。

(大谷 晃司=日経コミュニケーション