イー・アクセスは7月13日,東京ビッグサイトで開催中の「WIRELESS JAPAN」で,新規参入を目指す携帯電話事業のコンセプト・モデルを展示。同社が新規参入事業の柱の一つとして掲げる「生活エンジョイ端末」の世界を披露した。

 展示しているのは,携帯音楽プレーヤー型(写真上)やゲーム機型(写真下)など5種類のコンセプト端末。音楽プレーヤー型端末は内蔵メモリーに,サーバーやパソコンからダウンロードした音楽データを記録する。音楽再生のほか,音声通話やメールの送受信も可能だ。テンキーをなくし,きょう体を小型化。端末のスイッチをひねることで,再生や通話などの操作をする。

 イー・アクセスでは,これらの生活エンジョイ型端末を家電メーカーなどと共同開発することを目指している。

 なおイー・アクセスは,7月12日にボーダフォンのビル・モロー代表執行役社長が表明した他事業者への携帯電話設備の卸売事業について,歓迎のコメントを発表した。「ボーダフォンとはFMC(fixed mobile convergence)やローミングなどにおける協力関係の可能性について積極的に協議したい」(千本倖生・代表取締役兼CEO)と評価している。