イー・アクセスは7月12日,同社が参入を希望している1.7GHz帯携帯電話事業で,インテルの協力を得てW-CDMA向け端末の開発をすることを発表した。
インテルが携帯機器向けに開発・販売する「Intel Xscaleテクノロジ」コアを搭載したプロセッサを,イー・アクセスの携帯電話向けに利用する。イー・アクセスは,Windows Mobile 2003などの汎用的なOSが動作することを評価した。「Xscaleコアのプロセッサを使った携帯電話機の開発は日本初」(イー・アクセス)という。
こうした“オープンプラットフォーム”のハードウエアを採用することで,イー・アクセスの携帯電話インフラを使用してサービスを手がけるMVNO(仮想移動通信事業者)のアプリケーション開発負荷を低減。MVNOが様々なサービスを円滑に提供できることを狙う。
なお,携帯電話機ではないが,Xscaleコアのプロセッサを搭載した携帯型機器は既にある。例えばネットツーコムが開発・販売する無線IP電話機「WiPCom」はXscaleコアの「Intel PXA272」を搭載している。