AT&Tグローバル・サービス(AT&T GNS)と米インターネット セキュリティ システムズ(ISS)の日本法人は7月4日,不正侵入防止のサービス提供で提携すると発表した。AT&T GNSは,自社のアウトソーシング・サービスの一つとして,ISSの不正侵入防止システム(IPS)を使った運用・監視サービスを始める。

 AT&T GNSは,「適材適所にネットワーク・サービスを組み合わせるユーザーが急増しており,それに伴って運用や監視のアウトソーシングが増えている。さらにセキュリティ分野のアウトソーシング需要では,IPSの相談が目立ってきた」(岩澤利典サービス推進本部長/理事,写真)と今回の提携の狙いを説明する。

 具体的には,AT&T GNSがISSのIPSアプライアンス「Proventia G」シリーズを,利用状況に合わせたコンサルティングをしながらユーザーの拠点に導入。IPSの運用や監視サービスをSLA(サービス品質保証契約)を付けて提供する。機器は買い取りとレンタルから選べる。IPS運用アウトソーシングの月額料金は,機器の価格を含まない場合の最小構成で20万~30万円程度からとなる。

(宗像 誠之=日経コミュニケーション