沖電気工業とACCESSは6月23日,VoIP(voice over IP)技術とブラウザ機能を統合した「VoIP統合クライアント環境」の開発で協業したと発表した。具体的には,沖電気の強みであるVoIP技術と,ACCESSのブラウザ機能を統合。今後,無線IP電話機や情報端末などのハードウエア・メーカーや通信事業者などとさらに提携を進め,モバイルIP電話ソフトや無線IP電話機の商品化を目指していく。

 VoIP統合クライアント環境の開発は2004年末から始まった。ACCESSの組み込みソフト群「NetFront Mobile Client Suite」のブラウザ上で,電話番号をクリックすることで電話をかけられる「Click to Dial」などの機能を実現したという。

 VoIP統合クライアント環境のデモンストレーションは,6月29日から開催する「第8回 組込みシステム開発技術展」や,7月13日から開催する「ワイヤレスジャパン 2005」で行われる。