ソフトバンク・グループのBBモバイルとカナダ・ノーテルネットワークスは6月22日,さいたま市内で実施している1.7GHz帯を使ったW-CDMAの実証実験において,W-CDMAと無線LAN間でシームレスな通信に成功したと発表した。

 実証実験では,W-CDMAと無線LANの両機能を持つ端末を使い,両ネットワーク間でハンドオーバーを実現。W-CDMAと無線LAN間でネットワークが切り替わっても,途切れることなく通話や通信ができたという。

 BBモバイルは5月30日にW-CDMAの実験免許を取得。ノーテルと共同でさいたま市内でHSDPA(high speed downlink packet access)の実験を実施している。今回の実証実験では,ノーテル製の基地局やバックボーン機器を利用。ただし,今回使用した端末の種類や,シームレスな通信を実現する技術については明らかにしていない。