監視表示灯メーカーのパトライトは千葉市・幕張メッセで開催中の「Interop Tokyo 2005」で,ネットワーク経由でセキュリティ問題発生を警告するソリューションを展示(写真)。「サイバーセキュリティソリューション」として,ウイルスへの感染や,認証されていない機器のネットワークへの接続などを監視するデモを実施している。

 デモでは,問題発生を検知すると監視表示灯のライトが点滅し警告音が鳴るというもの。トリガーとなるのが,それぞれのセキュリティ対策アプリケーションによるイベントである。例えば,クライアントでウイルスを検知したり,禁止しているUSBデバイスを接続すると警告が発する。「問題の発生を光と音で知り,適切な対処を素早くできる。サーバー・ルームだけでなく,普通のオフィス内でも使われるだろう」(説明員)。

 今のところウイルス対策ソフトは英ソフォス,クライアントのデバイス監視ソフトは韓国のヌリテレコムの製品が対応している。監視表示灯の単体価格は約5万7000円。「サイバーセキュリティソリューションは現時点でユーザー事例はないが,今後ユーザーへの訴求を本格化させたい」(説明員)。

(市嶋 洋平=日経コミュニケーション