NTTコミュニケーションズは6月1日，企業内のパソコンのウイルス対策状況などを一括管理できるセキュリティ・サービス「PCパトロール」を開始すると発表した。同社のインターネット接続サービス「OCN」のユーザーを対象に，6月6日から申し込みを受け付ける。

　PCパトロールは，企業内のLANに接続するパソコンが利用しているソフトウエアや，セキュリティ・パッチの適用状況を日次で収集し，システム管理者に報告するサービス。業務に不要なソフトの検索や，パッチの適用状況など8項目について，パソコンの状況が把握でき，社内のセキュリティを強化できる。

　新サービスはNTTコムがASP（application service provider）の形で提供するため，ユーザー企業のLAN内に情報収集用サーバーなどの設置は不要である。NTTコムはOCNユーザー以外にもIP-VPN（仮想閉域網）サービス「Arcstar IP-VPN」のユーザーなどにも対応していく計画。

　利用料金は，パソコン1台あたり月額525円から。別途，基本工事費1050円，サーバー工事費5250円が初期費用として必要になる。オプション・サービスとしてウイルス対策ソフト「ウイルスバスター」を1ライセンスあたり月額210円で提供する。