日本テレコムは5月11日,IP-VPNサービス「Solteria」と広域イーサネット・サービス「Wide-Ether」のアクセス回線に,上りと下りが最大10Mビット/秒の光ファイバを追加した。光ファイバはアッカ・ネットワークスが提供する「ACCA光アクセス」を利用する。

 ACCA光アクセスは,アッカ・ネットワークスが2004年11月からモニター・サービスとしてSolteriaとWide-Ether向けに提供していたもの。6月1日から本格提供を開始する。NTT東西地域会社のダーク・ファイバを使い,アッカ・ネットワークスの中継網を介してSolteriaやWide-Etherに収容する。アッカ・ネットワークスの中継網ではATM(非同期転送モード)の技術を利用して帯域を保証するが,SolteriaやWide-Etherで保証する最低速度は128kビット/秒になる。

 ACCA光アクセスの月額料金はSolteriaの場合が5万400円(閉域プラン)から,Wide-Etherの場合が7万5600円。いずれもメディア・コンバータのレンタル料金を含む。アッカ・ネットワークスでは今後,「時期は未定だが,IP-VPNや広域イーサネット・サービスを提供する他の通信事業者に対しても光アクセス回線を順次提供していく予定」(同社広報担当)である。