電気通信事業者協会(TCA)は5月11日,2005年4月末時点の携帯電話・PHS加入数を発表した。NTTドコモ,au(KDDIと沖縄セルラー)が順調に加入数を伸ばした一方で,ボーダフォンは対前月比で3万9500の純減となった。4カ月連続で加入数を減らしたことになる。ボーダフォンの累計加入数は1500万1200。

 純増数ではNTTドコモがauを上回った。NTTドコモは2004年12月末時点から純増数トップの座をキープしている。NTTドコモの純増数は対前月比25万700,累計加入数は4907万5600となった。auは同23万8100の純増。累計加入数は1978万500と2000万加入まであと一歩に迫った。

 NTTドコモの加入数純増は,前月に引き続き第3世代携帯電話(3G)サービス「FOMA」がけん引役となった。第2世代携帯電話(2G)サービス「mova」が48万8600減であるのに対し,FOMAは73万9200の純増。

 PHSは,ウィルコム(ウィルコムおよびウィルコム沖縄)が6万600の純増で,累計加入数が309万2100となった。4月末からPHSの新規加入を停止したNTTドコモは6万900の純減で累計では125万3200である。

(大谷 晃司=日経コミュニケーション