ソフトバンク傘下の通信事業者である旧・日本テレコムIDCは会社分割を実施し,それに伴い社名変更と子会社の新設を5月1日に行ったことを明らかにした。新社名はソフトバンクIDC。併せて,100%子会社の新会社として「日本テレコムIDC」を設立した。

 分割後は,ソフトバンクIDCがホスティングなどのデータ・センター事業を,新・日本テレコムIDCが電話やIP系のデータ通信サービスを引き継ぐ。サービス内容などは従来と同じ。

 今回の会社分割と社名変更は,ソフトバンク・グループ内で重複する事業を集約することに備えたもの。ソフトバンク・グループは具体的な社名を明らかにしていないが,電話事業を手がける日本テレコムと日本テレコムIDCを合併させるなどの措置を近い将来に取る可能性が高い。

(島津 忠承=日経コミュニケーション