RSAセキュリティは4月11日,ワンタイム・パスワード製品「RSA SecurID」のラインアップに,16グラムと軽量な認証トークン「SID 700」(写真)を追加したと発表した。キーホルダーに付けたり首からかけたりして携行する用途を想定する。従来製品(SD600,キーフォブ・タイプ)より約35%軽量化し,サイズも幅62mm×奥行き27mm×厚さ10mmと小型化した。価格は50~99ユーザーで2年間使用する場合が1ユーザー当たり9030円など(ユーザー数と使用期間によって異なる)。このほか同社には3.8mmと薄いカード型(SD200)の製品もある。

 ワンタイム・パスワードは,サーバーやネットワークにアクセスする際に,入力するパスワードが毎回変わる使い捨てパスワードのこと。SID 700の場合は,1分ごとに6けたのランダムな数字を表示する。ユーザーはこの数字と4けたの暗証番号(PIN)を組み合わせ,パスワードとして使う。利用可能な認証サーバーは,RSA Authentication Manager(旧:RSA ACE/Server) 5.1以上。

 なお同社は新製品発売に伴い,SID 700,RSA Authentication Manager,トレーニングをセットにした「SID 700発売記念キャンペーンパック」も提供する。発売期間は6月20日まで。25ユーザーパックの価格が41万7900円。