電子機器の開発・製造のソフィアシステムズは,「インテル・デベロッパ・フォーラム Japan 2005」の会場に無線IP電話機の開発キット「Sandgate II-P」を出展。4月末に発売することを明らかにした。価格は45万円。インテル・デベロッパ・フォーラム Japan 2005は,4月7日と8日の2日間にわたってホテル日航東京 (東京都港区)で開催中。

 Sandgate II-Pは,開発者向けのいわゆる「リファレンス・プラットフォーム」。CPUや無線LANモジュール,OS,SIPプロトコル・スタック,音声コーデックなど,無線IP電話機の開発に必要な各種部品を用意し,動作する形で提供する。無線IP電話機の開発メーカーは,同キットを購入することで開発期間を大幅に短縮できる。

 ソフィアシステムズは,「無線IP電話の需要の高まりを感じて商品化した」という。年間で200セットの販売を目指す。

(武部 健一=日経コミュニケーション