写真1
 無線LANコントローラ大手の米メルー・ネットワークスは4月6日,都内で記者会見を開き,日本法人「Meru Networks」の設立を発表した。無線LANコントローラは無線IP電話を使うモバイル・セントレックスで重要な機器。同社の製品は,無線通信部分のQoS(優先制御)やアクセス・ポイント間の高速ハンドオーバーを実現し,音声品質を確保する。

 日本法人の設立目的は「優秀なエンジニアを集めるためと,顧客に『日本市場から簡単に撤退する会社ではない』と信頼してもらうため」(Meru Networksのビクター・パーカー代表取締役社長,写真)と説明。製品の直販はせず,日商エレクトロニクスや東京エレクトロン,日立インフォメーションテクノロジー,理経などのパートナーを通して販売活動を行う。

(武部 健一=日経コミュニケーション