NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は5日,「URLを入力してからWebページの表示が完了するまで」といったWebサイトの応答時間を測定し,パフォーマンスが劣化したら利用企業に通知するサービス「Webサイト見張り番(BA Monitoring)」を発表した。同社のCDN(content delivery network)サービスである「Broadband CDN powered by Akamai」のオプションとして,6日に提供を開始する。

 NTTコム側で,エンドユーザーと同様のアクセス環境を用意する。15分間隔など一定時間おきに,自動的にサービス利用企業のサイトにアクセスして応答時間を測定。サービス利用前に設定しておいたしきい値を超えると,利用企業の担当者にWebサイトのパフォーマンスが劣化している旨をメールで通知する。またサービス専用のポータル・サイトでは,測定データの変化を記載したリポートを提供する。

 測定対象となる「トランザクション」は,同一ページでも,「紹介→予約→申し込み→確認」といった一連のページでもよい。Webサイト見張り番の料金は,1トランザクションを測定する場合で月額1万4280円から。初期工事費は9万4920円。

(山崎 洋一=日経コミュニケーション