沖電気工業は2月17日,同社のSIPサーバー「IP CONVERGENCE Server SS9100」(以下SS9100)の機能を強化し,NTTドコモのFOMA無線LANデュアル端末「N900iL」に対応した新版「SS9100 リリース3(R3)」を発表した。

 SS9100 R3サーバー機1台あたり約1500台のN900iLを収容できる。内線電話としては,同社が既に出荷している無線LAN対応IP電話機「WSP-500」も併用可能としている。

 また,既存のPBXとの接続性を強化した。例えば既存のPBX設置拠点からSS9100 R3設置拠点に移動しても既存の構内PHS端末がそのまま使える,といった対応が可能となる。

 価格は1000ユーザー時のモデル価格が4500万円から。3月1日より出荷開始する。

(大谷 晃司=日経コミュニケーション