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NTTグループは2月4日,2004年度4月~12月期の連結決算を発表した。連結売上高は対前年度同期比2.6%減の7兆9875億円。営業利益は1兆1312億円,純利益は6984億円だった(前年同期の数字は開示していない)。業績を総括したコメントは特になく,数字の発表が中心となった。
グループ全体の業績発表に続き,主要各社の業績が報告された。
NTT持ち株会社の売上高は対前年度同期比36.2%増の2760億円と増収だった。ただし「NTTドコモやNTT都市開発の株式売却益による貢献分が大きい」(小畑哲哉・第四部門会計担当部長,写真)とする。
NTT東日本は同3.2%減の1兆6234億円,NTT西日本は同2.7%減の1兆5574億円といずれも減収。「IP系の収入は増えているが,固定電話などの収入減が響いている」(小畑部長)。今後も見通しは厳しく,1月から加入電話の基本料金を値下げしたため,今期は東西各社で200億円の減収になる。さらには,日本テレコムの「おとくライン」やKDDIの「メタルプラス」など他社の直収電話サービスによる収入減も予想される。
NTTコミュニケーションズは同1.4%減の7942億円。「年度末に計上するソリューション収入の割合が増えた影響が大きい」(小畑部長)とした。
なお,NTTドコモは1月28日,NTTデータは1月31日にそれぞれ業績を発表済みである。
Bフレッツの年間計画目標200万は「かなり厳しい状況」
業績報告に合わせて,サービスごとの契約数と傾向についての発表もあった。契約数に関しては,前連結会計年度末(2004年3月末)の数字と比較していた。
FTTHサービスの「Bフレッツ」は59万2000増の143万2000契約だった。「徐々に伸びてはいるものの,年間計画目標(200万契約)を達成するのはかなり厳しい状況」(小畑部長)。こうした中,NTT東日本では1月26日にBフレッツの月額料金の値下げやキャンペーン,「ひかり電話」の戸建て住宅向けサービスの提供開始などを発表している。「なんとか総力を挙げてがんばっていきたい」(小畑部長)とした。
このほか,ADSLサービス「フレッツ・ADSL」は同91万3000増の500万2000契約と伸びたものの,加入電話は6万4000減の5087万4000契約,ISDNサービスのINSネットは同51万7000減の861万7000契約と減少した。「フレッツ・ADSLの伸びが鈍化し,INSネットが下げ止まった」(小畑部長)と分析している。
なお,2004年度通期の業績予想は昨年11月の発表時点から変更なく,売上高10兆7800億円,営業利益1兆1750億円,純利益6700億円を見込んでいる。