NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は1月27日,企業のセキュリティ状態を監視し,定量的に「セキュリティレベル」を知らせる「セキュリティ検針」サービスを3月から提供開始すると発表した。

 特徴は各企業のセキュリティレベルを点数化し,自社のレベルが全国平均でどの程度か判断できる点。NTTコムがこれまで収集してきた平均値と比較することでレベル付けを実現する。

 NTTコムは,ユーザー企業内に検知装置を設置し,社内側の不正利用と社外からの不正接続などを監視,情報を収集する。その結果をNTTコムの「セキュリティオペレーションセンタ」で分析して,“脅威”のレベルを点数化,グラフ化する。ユーザー企業はこの結果を専用Webサイトで確認し,自社のセキュリティレベルが全国平均でどの程度なのかを判断することができる。緊急の対策が必要な場合は,NTTコムがユーザー企業に通知するとともに対策もアドバイスする。

 サービス提供開始に先立ち,1月31日から申し込みを受け付ける。価格は月額13万4400円からで,回線費用が別途必要。初期費用が16万5000円から。なお3月末までの申し込みについては初期導入費用と当初3カ月の月額費用が無料となる。

(大谷 晃司=日経コミュニケーション