ネットワンシステムズは12月14日,外線にNTT東西地域会社(東西NTT)のIP電話サービスを使う自営IPセントレックスの構築サービス「ハイブリッドIPセントレックス」を発表した。15日に提供を始める。

 スカイウェイブのIP-PBX「SkyIP-PBX」を使って,自営のIP内線網を構築。さらに,ネットワンとスカイウェイブが共同開発した「MRG(Media Relay Gateway)」と呼ぶNAT(network address translation)や電話の応答制御をする中継機器を介して,東西NTT側のスイッチに接続する。回線にはNTT東日本の広域イーサネット・サービス「メトロイーサ」などを利用できる。

 構築料金は,1000台規模(SkyIP-PBXとMRG,IP電話機1000台)の場合で5000万円弱程度から。ネットワンは同サービスを大企業,自治体,公共機関などに売り込んでいくとしている。

(山崎 洋一=日経コミュニケーション