アッカ・ネットワークスは11月2日,配線して電源を入れるだけで接続設定が完了する「オートマ設定機能」を搭載したADSLモデムを発表した。アッカと富士通アクセス,およびアッカとNECアクセステクニカとがそれぞれ共同開発した機種がある。NECのBIGLOBEとニフティが会員向けにレンタルで提供する。

 普通ADSLを利用するには,プロバイダに接続するためのIDやパスワードなどを手動で入力する。だが,オートマ設定機能付きのモデムは,ケーブルを配線して電源を入れるだけで自動的にインターネット接続やIP電話の設定を行う。ADSLモデムのファームウエアを最新バージョンに自動更新する機能も備える。

 オートマ設定機能付きADSLモデムを利用できるのは,ニフティでは「ADSLニュースタンダードコース」でアッカ回線を選択した会員,BIGLOBEでは「ADSL(アッカ)」コースとIP電話サービス「BIGLOBEフォン」の両方を選んだ会員。両プロバイダとも,受付開始日(ニフティは11月中旬,BIGLOBEは11月2日から)以降に新規加入を申し込んだ場合に,このモデムがレンタルされる。

(山崎 洋一=日経コミュニケーション