マカフィーは10月18日,ウイルス対策用アプライアンスの新製品「McAfee WebShield 3000シリーズ」を発表した。現在販売中の「McAfee WebShield Appliance e250,e500,e1000シリーズ」の後継機種にあたり,処理性能を従来機と比べて向上したのが特徴。例えばSMTPのスキャン性能は,従来の最上位モデル「e1000」が1時間に16万件のところ,今回の最上位モデル「3300」は24万件と大幅に向上させた。スペックの違いにより3100,3200,3300の3モデルを用意した。販売パートナーを経由して11月1日から発売する。価格は3100が45万円,3200が100万円,3300が165万円(すべて税別,ハードのみの価格)。

 WebShieldシリーズは,専用のウイルス対策ゲートウエイ・ソフトと組み合わせて利用するアプライアンス製品。SMTP,HTTP,FTP,POPパケットのウイルスをスキャンし,社内ネットワークに侵入する前にウイルスを検出する。透過型の構成を取れるため,ネットワーク経路に挿入するだけで設定が済む。

 WebShield 3000シリーズは,最新版のウイルス対策ゲートウエイ・ソフト「WebShield Appliance v3.0」と組み合わせて利用する。ウイルス対策ゲートウエイ機能やコンテンツ・フィルタリング,スパム対策機能に加えて,フィッシング,スパイウエア対策機能も標準で備える。ソフトウエアの価格は,処理するクライアント・パソコンの数によって変わる。例えば1~50台の場合,初年度20万円(次年度以降6万円,税別),51~100台の場合,初年度50万円(次年度以降15万円,税別)となっている。



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