NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は10月5日,050番号のIP電話サービスに対応した電話会議機能の提供を開始すると発表した。NTTコムの企業向けIP電話サービス「OCN .Phone Office」の付加機能として提供する。会議用途のほか,同じ要件を複数の人に一斉通達したい用途にも向く。サービス開始は10月7日。
電話会議機能を使うには,ユーザーごとに発行するIDとパスワードが必要。パスワードは,会議主催者が利用するホスト用パスワードと会議の参加者が利用するゲスト用パスワードの2種類がある。主催者は,会議に参加するユーザーにIDとゲスト用パスワードを通知しておく。参加者が電話会議専用のアクセス・ポイントに電話をかけ,アナウンスに従ってIDとパスワードを入力すると,会議に参加できる仕組み。
電話会議には,OCN .Phone Officeのユーザー以外にも,加入電話,移動電話からも参加できる。OCN .Phone Officeのユーザーは,「050」で始まるアクセス・ポイントに電話をかける。通話料はかからない。一方,加入電話や移動電話のユーザーは,「0570」で始まるアクセス・ポイントに電話する。通話料は,市外局番が「03」で始まるエリアからアクセスした場合に3分8.925円,03エリア以外からアクセスした場合に3分21円かかる。
通話料のほか,会議の参加ユーザー1人当たり,1分26.25円の会議利用料がかかる。一つの会議に参加できるユーザー数(電話機の端末数)は最大10ユーザーまで。10ユーザー以上で利用したい場合でも,サポート・センターに事前に連絡をしておけば無料で増やせる。
IDとパスワードは,OCN .Phone Officeのサービスの開通連絡と同時に通知する。既存のOCN .Phone Officeユーザーは,別途,申し込みが必要。申込書は,サービス開始後にNTTコムがダイレクト・メールに同封して郵送する。
■IP電話の実用情報が満載!日経コミュニケーション特集記事の予告■
この秋より日経コミュニケーション本誌では、IP電話の実用情報をどこよりも速く、深くお届けします。具体的なテーマや記事内容については、こちらのページからどうぞ。