NTTドコモは,10月5日から幕張メッセで開催中の「CEATEC JAPAN」の会場で,前日に発表したばかりのムーバ端末4機種を展示。来場者の注目を集めている。

 展示している新機種は,7月に発売した小型軽量の「premini」の姉妹機種「premini-S」,音楽再生機能を搭載した「Music PORTER」(写真),厚さが16.7mmと薄型な「ProSolid」,きょう体に合成皮革を採用した「Lechiffon」と個性豊かな4モデル。いずれも通信方式は第2世代のPDC(personal digital cellular)方式となる。「技術的に枯れた第2世代のムーバ・シリーズで端末の可能性を追求する。利用シーンに特化したモデルを出すことで,ユーザーの多様なニーズに応えていきたい」(NTTドコモ)と語る。

 「premini-S」は,発売中の小型携帯電話「premini」の外観やメニュー画面を変更したモデル。「どちらかというと男性向けのデザインだったpreminiを,女性にも受け入れられるように柔らかいデザインにした」(NTTドコモ)。年内に発売予定で,価格は現在のpreminiと同程度(1万円程度)になる見込み。

 「Music PORTER」は,メモリースティックDuoに保存した音声ファイルを再生できる。対応する音声形式はATRAC3形式。音声再生中もiモードの操作やメールの送受信が可能だ。ドコモとしては初となるFMラジオ機能も搭載した。ただしラジオ機能で先行するauの端末とは異なり,オンエア中の曲とiモードなどを連携する機能は搭載しない。発売は年内。価格は2万円台になる予定だ。