米フォース10ネットワークスの日本法人は9月14日,10Gビット・イーサネット(GbE)・モジュールなどの新製品と新アーキテクチャを発表した。「1Gと10Gのモジュールはどちらも,業界最高のポート密度」(米フォース10のマーク・ランドル社長兼CEO)といううたい文句で,今秋から出荷を開始。大手通信事業者を中心に売り込む。ポート密度とは,1モジュール当たりに実装しているポート数。これが高いほど,ユーザーの投資効率も高くなる。

 新たに発売するモジュールは,同社のレイヤー2/3スイッチ「E1200」,「E600」,「E300」に対応。4ポートの10GbEモジュール,48ポートの1GbEモジュールなど8種類を新製品として投入する。価格は販社を通じて販売するためオープン価格としているが,「10GbEのポート単価は400万円程度。業界水準より10%程度低い」(ランドル社長)という。

 フォーステンが「TeraScale」と呼ぶ新アーキテクチャは,新発売の10GbEや1GbEモジュールを最上位機種のE1200に搭載することで最大1.3テラビット/秒程度の処理速度を実現する。E1200には,1GbEであれば672ポート,10GbEであれば56ポート搭載可能だ。

(宗像 誠之=日経コミュニケーション