ソフトバンクBBは9月1日,ブロードバンド回線経由でのアプリケーション配信サービス「BBソフト」を開始した。BBソフトは同社のサーバーに置いたアプリケーションを,インターネットに接続したクライアントから利用するサービス。ユーザー側には実行環境となるソフトウエア「BBソフトプレイヤー」をセットアップしておく。

 利用料金はBBソフトの基本料金が月額105円。1アプリケーション当たりの利用料金は月額105円である。当初,ジャストシステムの家庭向け統合ソフトのジャストホームをベースにした「BBホーム」,エー・アイ・ソフトの「デジカメde!!同時プリント8」など約15種類を用意する。なお,BBホームは月額315円だが,契約すると基本料金が無料となる。つまり,実質月額210円で利用できる。このほか無料で利用できるアプリケーションもある。

 なお,現時点で実行環境であるBBソフトプレイヤーの対応OSはWindows XPだけ。つまりBBソフトはWindows XPでのみ利用できる。今後,対応OSの幅を広げていくという。

 サーバー側に置いたアプリケーションは米ストリームセオリーの技術を使って配信をしている。米シトリックス・システムズのMetaFrameなどのシン・クライアントとの違いは,クライアント側で,配信アプリケーションのコードを実行すること。サーバー側での実行結果だけを送信するシン・クライアントとは異なる。

(市嶋 洋平=日経コミュニケーション