NTT東日本は8月27日,フレッツ・サービスの利用者を対象とした無線LANアクセス・サービスを提供すると発表した。10月ころの開始をめどに,まずは東京23区と横浜市に無線LANアクセス・ポイントを設置する。

 対象となるフレッツ・サービスは,FTTH(fiber to the home)サービス「Bフレッツ」とADSL(asymmetric digital subscriber line)サービス「フレッツ・ADSL」および「フレッツ・ISDN」。契約者は無線LANカードを使ったパソコンなどを用意して,NTT東日本の無線LANアクセス・ポイントからインターネットに接続できる。

 料金や無線LANアクセス・ポイントを何台設置するのかについては明らかにしていない。

 NTT東日本は,2003年1月から無線LANアクセス・サービス「Mフレッツ」を提供中。Mフレッツは,NTT東自身は無線LANアクセス・サービスを提供しない代わりに,Mフレッツの契約者が無線LANアクセス・サービスを提供する形態をとっている。

 ただし,Mフレッツは今後も継続して提供する。「Mフレッツ・ユーザーも新サービスを利用できるようにする計画」(NTT東日本)である。