NTT西日本は8月24日,FTTH(fiber to the home)サービス「Bフレッツ」のマンション向けメニュー「マンションタイプ」を値下げすると発表した。9月1日から,月額利用料を400円引き下げる。

 値下げするのは,最低8ユーザーを対象とする「プラン1」と最低16ユーザーを対象とする「プラン2」。新料金はプラン1が月額3255円,プラン2が月額2730円となる。同時に,IP電話サービスを利用する際に必要なアダプタおよびブロードバンド・ルーターの利用料を月額399円から同315円に変更する。

 9月1日から12月31日まで,Bフレッツの新規加入者を対象に無料キャンペーンも実施する。キャンペーン期間中にBフレッツ ファミリー100タイプ/マンションタイプ/ワイヤレスタイプを申し込めば,1カ月間の月額利用料が無料になる。

 FTTHサービスは,特に関西地区で競争が激化している。値下げについては,関西電力の子会社ケイ・オプティコムが8月23日に月額基本料を4900円に引き下げると発表したばかり。東西NTTは2005年3月にBフレッツ204万契約という目標を掲げているが,NTT西日本のBフレッツ契約者数は7月末時点でまだ目標の約半分の52万7000。今回の値下げや無料キャンペーンで,加入者獲得のテコ入れをはかり,年度末の目標達成につなげたい考えだ。