日経コンピュータの既報の通り、日本ヒューレット・パッカード(日本HP)の高柳肇社長が4月末にも退任する。高柳氏は、「社長として、日本HPとコンパックコンピュータの合併作業という大仕事を終わらせた。私も少し休んでもいいのではないか。日本HPとコンパックコンピュータが合併したのは2002年11月だが、米国でHPとコンパックが合併してから1年が経過しており、キリのよい時期だとは思う」と日経コンピュータの取材に答え、事実上退任を認めた。

 高柳氏は昨年に2回の入院を経験している。現在同氏は健康を回復しているものの社長職は激務である。また入院するようなことがあれば、社業に支障が及ぶ可能性もある。このことも退任を決心した理由の一つだったという。

(中村 建助=日経コンピュータ)