米Gatewayは,2004年第3四半期(9月30日締め)における決算予測のアップデートを米国時間9月13日に発表した。同社は,売上高として9億~9億5000万ドルの範囲を予測する。

 同日発表されたアップデートは,同社が7月の第2四半期の決算報告で発表した事前予測とほぼ一致する。同社は,リストラ,移転,統合に関わるおよそ6000万ドルの費用を含めた1株当りの損失は22~24セントの範囲になるとみている。これら経費を除いた1株当りの損失として7~9セントの範囲を予測する。

 Gateway社は,3月にeMachines社の買収手続きを完了した。新しいCEOとしてWayne Inouye氏を迎え,戦略の見直しを行なった結果,4000人を超える従業員のリストラを決定した。また,4月には188店の直営販売店を閉鎖している。

 同社は,第4四半期にリストラ,移転,統合費用を除いた純利益として損益分岐点から黒字への復活を目標とする。また,eMachinesブランドを通じて日本,欧州における販売の拡張を狙う。現在,同社が発表したリストラ,移転,統合に関わる最終的な段階に達しており,この経費は第4四半期と2005年初旬に計上される予定。

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