認証技術の標準化団体Liberty Alliance Projectは,同団体の「Liberty Alliance Identity Federation Framework(ID-FF) version 1.1」の認定テストに合格した9社の製品とサービスを米国時間12月9日に発表した。

 同仕様は,同アライアンスのシングル・サインオン・アーキテクチャ「Federated Network Identity Architecture」に対応する。フェデレーション対応ユーザー管理の基盤となる。組織グループ内にあるさまざまなユーザー情報の設定またはリンクを行ない,シングル・サインオンを利用可能とするための標準的な手法を提供する。

 今回テストに合格したのは,スウェーデンのEricsson,フィンランドのNokia,NTT,NTTコミュニケーションズ,NTTソフトウェア,米Phaos Technology,米Ping Identity,米Sun Microsystems,米Trustgenixの9社の製品とサービス。これら製品とサービスは,同アライアンスが仕様への準拠と相互運用性を認定したことを証明する「Liberty Alliance interoperable」ロゴを使用できる。

 同ロゴを獲得するためには,同アライアンスが実施する一連のテストに合格する必要がある。テスト・スイートは,Libertyが策定した仕様の中核となる機能とともに,無作為に選んだパートナ製品との相互運用性を確認する。最低でも2つのパートナ製品との相互運用性が確認される必要がある。

 準拠テストに合格し,認定ロゴの使用が許可された製品とサービスのリストは,Liberty AllianceのWebサイトに記載されている。

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