米Hewlett-Packard(HP)は,内蔵型DVDドライブ「dvd400i」と外付け型DVDドライブ「dvd400e」を米国時間11月5日に発表した。両製品は,8倍速の記録が可能。ビデオ編集,データ・バックアップを支援するソフトウエアをバンドルして提供する。

 両製品ともDVD+R/+RW技術に対応している。ユーザーは,最高4.7Gバイトの記憶容量を持つDVD+R/+RWディスクで保存データのバックアップ,デジタル写真の保存,パーソナル・ビデオの作成ができる。dvd400eドライブは,IEEE1394とUSB 2.0の両方で接続可能。

 両ドライブは,DVD+Rで8倍速,DVD+RWで4倍速,CD-Rで24倍速,CD-RWで10倍速の書き込み速度を実現する。読み出しは,DVDで12倍速,CDで32倍速に対応。

 両製品には,ビデオ編集とDVDオーサリングの「ArcSoft ShowBiz 2」,デジタル動画をミュージック・ビデオにする「Muvee autoProducer」などを含むビデオ編集ソフトウエアのパッケージが付属する。また,DVDとCD上にデータ,ビデオ,音楽を保存するためのの「Sonic Record」や「SimpleBackup」,PC上でDVDを再生するためのソフト「Cyberlink PowerDVD」も付いている。

 dvd400iは,同社のオンライン・ショップと米国内の大手小売店にて11月中に提供される予定。推定小売価格は199ドル。dvd400eは,12月に推定小売価格279ドルで提供が予定されている。また,同社ブランドの8倍速DVD+Rディスクも11月に発売される。

 これらの製品に関する詳細は,同社のWWWサイトに記載されている。

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