Web関連技術の標準化を進めるW3C(World Wide Web Consortium)のワーキング・グループは,XMLおよびWebサービス関連仕様のワーキング・ドラフト(Working Draft)を米国時間11月14日と11月15日に公開した。

 各仕様の主な内容は以下の通り。

・Web Services Architectureワーキング・グループが公開した仕様(11月14日)
- Web Services Architecture:
 Webサービスを構成する機能コンポーネントの参照アーキテクチャを提示し,コンポーネント間の関係を定義する仕様。

- Web Services Architecture Requirements:
 Web Services Architectureワーキング・グループの開発するWebサービス用標準参照アーキテクチャについて,必要とされる要件を記述する仕様。

- Web Services Glossary:
 Webサービスのアーキテクチャを記述する際の用語定義。

・XML Query/XSL/XML Schemaワーキング・グループが公開した仕様(11月15日)
- XSL Transformations(XSLT)Version 2.0 :
 XML文書の構造変換を行うための仕様。異なる構造のXML文書を生成できる。

- XML Path Language(XPath)2.0 :
 XML文書内の特定部分を指すための構文を規定する仕様。

- XQuery 1.0: An XML Query Language :
 XMLデータに対する検索などを行う問い合わせ言語の仕様。

- XML Query Use Cases :
 XQueryのユース・ケース。

- XQuery 1.0 and XPath 2.0 Formal Semantics :
 XQueryおよびXPathのセマンティクス。

- XQuery 1.0 and XPath 2.0 Data Model :
 XQueryとXPathで使用するデータ・モデル。

・XQuery 1.0 and XPath 2.0 Functions and Operators :
 XQueryとXPathで使用されるデータ型に対する機能や操作についての仕様。

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[発表資料(Web Services Architecture)]
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