インスタントメッセージング(IM)ソフト開発の米Jabberは米国時間11月26日に,IM機能を標準WWWブラウザに拡張させる新しいIMクライアントの「Jabber WebClient」を発表した。

 IMは,ユーザーの間で広く普及している。Jabber WebClientは,ファイアウオールに妨げられないインスタント・メッセ―ジングを必要とする企業ユーザーと,チャットとコンファレンス機能でビジターを集めたいインターネット・ポータル・サイトの両方を対象としている。

 WebClient V1.0は,Jabber Communications Platformサーバーと組み合わせることにより,JabberサーバーとHTTP WWWブラウザが通信できるようにする。WWWブラウザ上でJavaアプレットとして実行する。既に同社とJabber Open Source Projectから出荷されているクライアント・ソフトウエア製品と合わせて使用可能となっている。

Jabber WebClient V1.0は,12月に配布が開始される予定。現在デモ版は,http://www.jabber.com/より入手可能となっている。

◎関連記事
米インテル,米IBM,NECなど設立のLinuxラボがオープン,富士通,日立も参加
「消費者の米AOLへの不信感高い,IM戦争など今後米MSが有利に」と米ガートナー
米ヤフーが「Yahoo! Messenger」にマルチメディア機能「IMVironments」を追加
「職場でのIM利用が急増中,セキュリティは深刻な事態に」---米Gartnerが分析

発表資料へ]