米Oracleが米国時間10月29日に，小企業向けスイート「Oracle Small Business Suite」の拡張機能について明らかにした。
Oracle Small Business Suiteは，企業におけるCRM（customer relationship management），発注，購入，在庫，支払いなどの管理を一元的に行うためのアプリケーション・スイート。Oracle社は今回，「Sales Force Automation」や「Customer Support Management」といった新機能をOracle Small Business Suiteに追加した。
Sales Force Automationは顧客の取り引き履歴へのアクセスや発注処理などを行えるようにする。「Outlook」「Act!」「Goldmine」「Palm」のプログラムとデータの同期をとれる。
Customer Support Managementはサービス部門が事例管理，追跡，処理などのサービス状況を把握できるようにする。従業員はパーソナル化したセンターにアクセスして，顧客との通話や取り引き履歴を閲覧することが可能。
その他の主な新機能は以下の通り。
・出荷と受け取りの両方を処理する「Advanced Shipping and Receiving」機能
・会計期間を設定する「Accounting Period Management」機能
・LIFO（後入れ先出し方式）やFIFO（先入れ先出し方式）を利用できる「Inventory Costing Options」機能
・メーカー直送製品に対する注文を受けて，自動でメーカーに発注する「Automatic Drop Shipment」機能
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