米IBMが米国時間10月19日に,オフコン「eServer iSeries」にアプリケーション・サーバー・ソフト「Websphere Application Server」をプリインストールした製品「eServer iSeries Powered by WebSphere」を発表した。

 プリインストールするWebSphere Application Serverは「Version 4」である。アプリケーション開発ツールも同梱する。このほかオプションで,カスタム・インストールやセットアップ・サービス,プロトタイピングといったサービスを用意する。

 同社は,サーバー市場における中小企業(従業員数が1000人以下)の占める割合は2004年までに52%になると予測している。また中小企業市場がもたらすビジネス規模は3000億ドル以上になると予測している。企業はこのうちの2/3を,投資回収が速い製品やサービスに費やすという。

 なおプリインストール版のWebSphere Application Serverには新たなインストール・ウィザードを搭載する。これにより企業のインストール/設定の作業負担を軽減する。

 eServer iSeries Powered by WebSphereは2001年第4四半期中にも利用可能にする予定である。

◎関連記事
米マイクロソフト,企業向けモバイルAPサーバー「MIS 2002」を発表
米IBMと米eBayが提携,IBM社のAPサーバーを次世代インフラとして導入
「企業はAPサーバーに投資し過ぎ! 10億ドルも過剰」と米ガートナー
独SuSE,米IBMの中規模サーバー「iSeries」向けのLinuxを発表
米IBMがUNIXサーバーの最上位「p690」を発表,「ターゲットは米サンのFire 15K」
米IBMがメインフレーム向け「WebSphere Application Server」を発表
「アプリケーション・サーバーの首位はiPlanetの『Application Server 6.0』」,Forresterの評価

[発表資料]