米International Data Corporation(IDC)が米国時間5月1日に,「世界のテープ・メディア市場は2001年の34億ドルの水準から年平均成長率14%で拡大し,2005年には58億ドル規模に成長する」との調査結果を発表した。

 特に0.5インチの小型カートリッジ・テープやDLT IVメディアが市場を牽引するという。出荷台数は2000年に前年比1%減と伸び悩んだが,今後反発すると予測する。2000年の出荷台数は1億500万台だった。2005年には1億4300万台規模に成長するとIDCはみる。

 ミッドレンジ市場では,DLT技術が引き続き大きなシェアを占めている。DLT4000,DLT7000,DLT8000のインストールが拡大し,DLT IVメディア向けの市場が大きく成長した。

 「DLTテープ装置がテープ・ライブラリなどへの組み込みが進むため,2005年まで著しい伸びをみせる」(Brown氏)。

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