米IBM傘下の米Lotus Developmentは米国時間4月25日,ナレッジ管理用データ検索サーバ「Lotus Discovery Server」の出荷を世界中で開始したことを明らかにした。

 Lotus Discovery Serverはユーザー,コンテンツ,トピック間の関連性を見つけ出して表示する。企業におけるすべてのナレッジやノウハウを,関連性のある職務やプロジェクトの実行において即座に利用できるようにすることが狙い。

 「社内のデータやリソースを価値の高いナレッジ資産に変えることで,企業の投資回収率を最大限に引き上げる」(Lotus社)としている。

 Lotus Discovery Serverは企業ポータル「Lotus K-station」と組み合わせた利用を想定する。ともにナレッジ・マネジメント・システム「Knowledge Discovery System」の主要コンポーネントと位置づける。組み合わせて使うほか,個別のソリューションとしても利用できる。

 Lotus K-stationはすでに世界中で販売されている。価格は1ユーザー当たり120ドル。複数ユーザーで利用する場合は,割引価格が適用される。

 Lotus Discovery Serverは,Knowledge Discovery Systemの一部として提供する。価格は1ユーザー当たり395ドル。複数ユーザで利用する場合は,割引価格が適用される。対応言語は英語,韓国語,フランス語,ドイツ語,イタリア語,スペイン語,ブラジル系ポルトガル語,オランダ語,デンマーク語,ノルウェー語,フィンランド語,スウェーデン語,簡体字中国語,台湾語,日本語。

 Knowledge Discovery Systemは,Windows NT (SP6a)またはWindows 2000に対応する。サーバー側には10Gバイト以上のディスク容量,512Mバイト以上の主記憶が必要。動作周波数500MHzのPentium III以降のプロセサで動作する。クライアント側には「Internet Explorer 5.01 以降,または「Lotus Notes Release 5 (R5)」クライアント・ソフトが必要。

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