米Computer Sciences(CSC)が米国時間4月12日に,専門サポート・サービスの提供で米海軍の契約企業に選定されたことを明らかにした。契約企業は同社を含めて21社。契約総額は145億ドルである。
契約企業は米海軍の海洋システム司令部(NAVSEA:Naval Sea Systems Command)および関連重役会,プログラム執行事務所,実地活動における専門サポート・サービスを行う。期間は5年間で,2度の更新が認められる。CSCには合計15年間で5億ドルが支払われる見込みである。
CSCはエンジニアリング,ロジスティクス,プログラム管理,金融管理サービスをNAVSEAに提供する。船や武器の(1)技術開発,(2)設計,(3)仕様策定,(4)構築と生産,(5)テストおよび検証,(6)管理,(7)メンテナンス,(8)改良,(9)オーバーホールや燃料補給,(10)回収や廃棄といったすべての段階にわたってサポートする。
CSCのDefense Group部門がサービスを担当し,約250人の科学者,エンジニア,ロジスティクス担当者,アナリストを動員する。契約の対象となる地域はバージニア州,メリーランド州,ペンシルバニア州,ニューヨーク州,コネチカット州,ロードアイランド州,サウスカロライナ州,フロリダ州,ミシシッピ州,ルイジアナ州,カリフォルニア州,テネシー州,ケンタッキー州,コロンビア特別区。CSC社は各地域で小規模企業33社と協力体制を敷く。
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