米Sun Microsystemsと米PeopleSoftが米国時間4月4日に,インターネット対応のCRM(customer relationship management),いわゆるeCRMソリューションに関して提携関係に入ったことを明らかにした。通信と証券業界に向ける。

 具体的にはPeopleSoft社の企業向けCRMソリューションをSun社の「Solaris 8 Operating Environment (OE)」およびJavaプラットフォームに対応させる。両社は共同で販売,サービス提供,マーケティングを行う。

 また両社はエンジニアリングでも協力体制を敷き,顧客と連携してコンセプトの検証やアーキテクチャの開発を進める。Sun社の顧客トレーニング/教育および技術サポート施設「iForce Ready Center」を利用する。PeopleSoft社のPeopleSoft Consulting部門,Sun社のSun Professional Services部門,大手システム・インテグレータが導入サポートを行う。

 Solarisに対応したPeopleSoft社のCRM製品は直ちに利用可能。

 またPeopleSoft社は,通信業界向けCRMソリューション「Customer Relationship Management (CRM) for Communications」の強化内容を同日明らかにした。WWWベースの販売とサービス機能の拡充を図ったという。

 新たな機能には製品カタログ,製品比較,自動の受注承認,確認,処理機能などが含まれる。ターゲットを絞ったマーケティング,オンライン・ショッピングと受注,請求書発行と決済などにも対応する。

 CRM for Communicationsの強化機能は即時利用可能になる。

 Java関連の技術・製品・市場に関する情報は総合IT情報サイト『IT Pro』の「Java」で詳しくお読みいただけます。

 ERP,SFA,CRM,HRM,SCMなど企業情報システムに関する情報は総合IT情報サイト『IT Pro』の「CRM&ERP」で詳しくお読みいただけます。

◎関連記事
SunとE.piphanyがCRMソリューションで数百万ドル規模の提携
米ピープルソフトが中企業向けCRMソリューション「Accelerated CRM」の提供開始
【詳報】「攻め」に出るピープルソフト日本法人
米PeopleSoft,SCM統合パッケージ発売
米PeopleSoftがCRMの分析系ソフトの出荷を開始,PeopleSoft 8は受注が1000本に
米PeopleSoftが「PeopleSoft 8 CRM」を発表,Vantive系とは別ラインで「分析」機能を重視

[www.businesswire.comに掲載の発表資料1]
[www.businesswire.comに掲載の発表資料2]