米IBM傘下のLotus Development社が米国時間4月3日に,「Notes」「Domino」「Domino Designer」の次期バージョンとなる「Rnext」(開発コード名)の初回パブリック・ベータ版をリリースしたことを明らかにした。

 NotesとDominoはLotus社のメッセージングとコラボレーション製品における中心的ソフトウエアで,7800万人以上のユーザが利用しているという。

 Lotus社はNotesおよびDominoの顧客を対象に,社内での早期ベータ・テストや試験プロジェクトを支援するプログラム「Beta program for Rnext」を開始する予定である。このプログラムに参加する顧客は開発期間中にLotus社と協力して製品設計に関わるほか,将来的な企業全体のアップグレードに向けた長期的計画を立てることができる。

 Rnext Beta 1はWWWサイトから入手可能。Dominoサーバーのベータ版はWindows NTと同2000,米IBMのAIX,米Sun MicrosystemsのSolaris/SPARC,Linux (IA-32)に対応する。将来のアップデートで,OS/400とOS/390にも対応する。Notesクライアントのベータ版は32ビット版WindowsとMacintoshクライアントをサポート。Domino Designerのベータ版は32ビット版Windowsに対応する。

 Rnextの最終的な価格と発売時期については,後日明らかにする。

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