米IntelとドイツSiemens AGがフラッシュ・メモリーの供給に関して提携関係に入った。Intel社が米国時間2月8日に両社が合意に達したことを明らかにした。

 インターネット対応の次世代携帯電話機や無線機器などに向けるもので,契約期間は3年である。Siemens社は3年間で総額20億ドル以上のフラッシュ・メモリー製品をIntel社から購入する。これには多値技術を採用したStrataFlashメモリー技術も含まれる。

 さらにIntel社は,同社の無線向けコンポーネント製品を用いた次世代のオーディオ/ビデオ/画像/音声通信向け無線機器の開発についてもSiemens社と協力する。

 「Intelの無線携帯端末向けアプリケーション開発のための枠組み,Personal Internet Client Architecture(PCA)を用いてインターネット対応の無線クライアントの開発を加速をさせる」(Intel社Wireless Communications and Computing Group高級副社長兼ゼネラルマネージャーのRon Smith氏)。

 なおIntel社は2月5日に米Cisco Systemsともフラッシュ・メモリーの長期供給契約を締結したことを明らかにしている。

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