業界団体SPEC(The Standard Performance Evaluation Corp.)傘下のApplication Performance Characterization(SPECapc)プロジェクトが米国時間2月7日に,3次元CG作成ソフト「3D Studio MAX R3.1」の処理性能を評価するためのベンチマーク・テスト「SPECapc for 3D Studio MAX R3.1」を発表した。
SPECのWWWサイトから無料でダウンロードできる。最初のベンチマーク結果は2月14日に公表する。なおSPECは,ベンチマーク・テストを開発している非営利の業界団体。このSPECの一部門であるGraphics Performance Characterization(GPC)のプロジェクト・グループがSPECapcである。
SPECapcはSPECapc for 3D Studio MAX R3.1をSPECapcスイートに加える。SPECapc for 3D Studio MAX R3.1はSPECapcスイートで最初のデジタル・コンテンツ作成向けベンチマークとなる。コンピュータ・アニメーションと特殊効果を手がけるドイツのCAT Productionが開発した。
SPECapc for 3D Studio MAX R3.1の主な特徴は以下の通り。
・数百万ポリゴンから成る建築物のビジュアライゼーション。複数のオブジェクトや光源,テクスチャに対応する。
・複数の光源を使った二つの粒子システム・アニメーション。
・NURBS曲面,インバース・キネマティクス,複数の光源,移動カメラによる人物アニメーション。
・複数のテクスチャや混合テクスチャを使用した風景画像。
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