米Finjan Softwareが米国時間2月1日に,セキュリティ・ソフトウエアに関して米国特許を取得していたことを明らかにした。特許番号は6,167,520。

 タイトルは「System and method for protecting a client during runtime from hostile downloadables」で,ActiveX,Javaスクリプト,実行可能ファイルなど,アクティブ・コンテンツと呼ばれるWWWコンテンツのコード検証に関する技術である。

 8件のクレームから成る。特許請求範囲には,インターネットからダウンロードされるプログラムの受信方法,リアルタイムのコード・モニタリング,プログラムに対するセキュリティ・ポリシーの適用,セキュリティ・ポリシーと一致しないプログラムへの対処法などの手法やシステムが含まれている。1997年1月29日に申請し,2000年12月26日に成立した。

 なおこの技術は,同社のパソコン向けセキュリティ・ソフトウエア「SurfinShield Corporate」に採用されているという。

 同社によれば,SurfinShieldは従来のアンチ・ウイルス技術とは異なり,これまでに判明しているウイルスの静的な記述内容の認識に頼らないという。コード動作の監視という手法を用いる。このため新たな亜種や,未知,あるいはまだ一度も攻撃実績のないウイルスからの防御も可能と主張している。

 セキュリティに関する情報は総合IT情報サイト『IT Pro』の「セキュリティ」で詳しくお読みいただけます。

◎関連記事
FinjanがPalmOS搭載機にも対応したセキュリティ・ソフト製品の新版を発表

[発表資料へ]