米Finjan Softwareが米国時間10月30日に,セキュリティ・ソフトウエア「SurfinShield Corporate 5.5」と「SurfinGate 5.5」を発表した。PalmOS搭載機などへの対応に特徴がある。

 SurfinShield Corporateは企業向けデスクトップ用セキュリティ・ソフトウエア。ActiveXやJavaスクリプトで記述されたコンテンツをリアルタイムで監視し,セキュリティ上の問題のある不正なコンテンツの侵入を遮断する。SurfinShield Corporate 5.5の主な新機能は以下の通り。

1)Palm搭載機とパソコンの同期化作業におけるセキュリティを維持する。セキュリティ上で問題のあるプログラムがパソコンに読み込まれるのを阻止する。

2)「.VBS」「.JS」「.WSH」といった添付ファイルを監視する。

3)Windows 2000とWindows MEに対応。

 SurfinGateはゲートウエイ用セキュリティ・ソフトウエア。ダウンロードしたActiveXやJavaスクリプトで記述されたコンテンツをチェックする。セキュリティ・ポリシに反する行為を検出し阻止する。ユーザーのスクリーンに警告を表示する。SurfinGate 5.5の主な新機能は以下の通り。

1)WWWサイトからダウンロードしたVisual Basic Scriptをリアルタイムでスキャン。

2)米Microsoftの「Proxy」サーバと「ISA」サーバ,米Axentの「Raptor」ファイアウオールと「Check Point Firewall 1」に対応。

3)米Netscape Communicationsのデジタル認証技術とMicrosoft社の認証技術「Authenticode」に対応。

 1ユーザ当たりの価格はSurfinShield Corporate 5.5が59ドルから,SurfinGate 5.5が49ドルから。ボリューム・ライセンス契約も可能。SurfinShield Corporate 5.5は11月から,SurfinGate 5.5は12月から出荷を始める。

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