米Texas Instruments(TI)が米国時間1月10日に,IEEE 802.11gの規格案として提出中の高速無線LAN技術を,無線LANベンダー向けに無償でライセンス供与することを明らかにした。

 TI社が提供する技術は伝送速度22Mbpsで,現行のIEEE 802.11bに比べて2倍に高速化している。2.4GHz帯の電波を用いる。IEEE 802.11bベースの製品との互換性を確保する。

 IEEE 802.11は,無線LAN標準規格の1つ。2.4GHzのキャリアを用いて1Mビット/秒や2Mビット/秒でデータを無線伝送する方式。さらに,5GHz帯のキャリアを用いて24Mビット/秒から54Mビット/秒でデータ通信可能な802.11aと,2.4GHz帯の5.5M/11Mビット/秒の802.11bの規格が1999年9月に追加されている。

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[発表資料]