企業間電子商取引に関する市場調査結果の概要を米ActivMedia Researchが米国時間1月9日に公開した。この調査結果によれば,数年前からBtoBサイトを開設/運営している事業者ではサイト上での直接販売を最近になって開始した場合が多く,サイト開設当初はマーケティング活動による間接販売で収入を得ていたことが分かるという。
間接販売で収入を得ている事業者は,サイト開設から2年が経過しているケースに多く見られ,このグループで直接販売を行っている事業者はごくまれ。これと比較すると,サイト開設後1年以下または3年以上が経過しているケースでは,直接販売を行っている事業者の占める割合が2倍以上になっている(表)。
今回公開した調査結果は,ActivMediaが10月に公開した市場調査結果“Real Numbers Behind Business-to-Business Online 2000”の一部。サイトを使ったマーケティング活動による間接販売だけで収入を得ているBtoBサイト運営事業者は,全体の55%。サイト上での直接販売で売上を上げている事業者は32%で,残りの13%は何の販売活動もサイト上では行っていない。
この調査結果では,2001年のBtoBによる売上高見込みは2630億ドル。売上高の伸び率は,前年の3倍もの伸び率をみせると結論づけている。
表 サイト開設経過した年数別でみた運営事業者の事業形態サイト開設から経過した年数 | 1年以下 | 2年程度 | 3年以上 |
サイト上での直接販売 |
31%
|
14%
|
37%
|
マーケティングによる間接販売 |
48%
|
78%
|
54%
|
販売活動を行っていない |
21%
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8%
|
8%
|
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