米Microsoftが米国時間1月3日に,Webサービス構築のためのツールキットをアップグレードしたことを明らかにした。「Microsoft SOAP Toolkit Version 2.0」と「Web Services Behavior for Internet Explorer 5.0」である。

 前者はMicrosoft Visual Studio 6.0を使っている開発者に向ける。昨年の夏に発表したSOAP Toolkit Version 1.0の後継である。Web Services Description Language (WSDL)やUniversal Description, Discovery and Integration (UDDI),SOAP 1.1に対応している。WindowsR 2000, Windows NTR 4.0, Windows 98,Windows Meで動く。

 SOAPは,米DevelopMentor,米IBM,米Lotus Development,Microsoft社,米UserLand Softwareが共同で開発したプロトコル。XMLで記述したリクエストを,HTTPなどのプロトコルに載せて送受信するもの。

 Web Services BehaviorはInternet Explorerのプラグインとして使う。多くのWWWページからWebサービスをかき集めることが可能になる。

 いずれもベータ版で,Microsoft社のサイトから無料でダウンロードできる。

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