スウェーデンのEricssonが現地時間12月11日に,HiperLAN2(HiperLAN,type2)仕様をベースとしたプロトタイプを使った無線LANのデモに成功したと発表した。
PCカード大のクライアント端末とアクセス・ポイントを使ったデモで,いずれもEricsson社が設計・開発したチップセットを用いた。なお,このデモで使ったフォーム・ファクタは製品版と同じものという。
HiperLANは欧州ETSIのBRAN(Broadband Radio Access Networks)が定める無線LAN・無線アクセスの仕様。5GHz帯を使う。type2の伝送速度は標準で25Mビット/秒,最大54Mビット/秒である。
伝送技術には,OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)を採用している。ゴーストの起こりやすい環境でも安定性を保てるためブロードバンドのアプリケーションに最適という。
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