米Texas Instruments（TI）は米国時間10月31日，2000年のアナログ・ライン・ドライバなどADSLポートの出荷台数が800万台を超えるとの見通しを明らかにした。800万台は，同社の1999年の出荷台数の約25倍にあたるという。このうち，300万台をエンド・ツー・エンドのプログラマブルDSPとアナログ・ベースのADSLチップセットが占めた。米IDC（International Data Corporation）の調査報告によれば，世界のADSL機器の約45％にTI社のADSL技術（ドライバやチップセット）が使われているという。

　ADSLのチップセットの出荷台数は，2000年上半期に100万台で，下半期には倍増の200万台に達する見通し。同社のADSL技術の顧客には，以下の通り世界の大手ベンダー，サービス・プロバイダの名前が並ぶ。Actiontec，Alcatel，Cisco Systems，Compaq， Efficient Networks，Ericsson，IBM，Gateway，Huawei，Hyundai，Marconi，Orckit，Philips，Samsung，Siemens，SBC Communications， Verizon，Prodigy，Flashcom，Hanaro Telecom，Korea Telecom，Deutsche Telekom---など。

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