「ADSLモデムのシェア1位は米Efficient Networksで33.1%を占める。これに23.6%の仏Alcatelが続く」---。米国のハイテク分野の調査会社であるCahners In-Stat Groupが,2000年第2四半期の高速アクセス機器市場の調査結果を発表した。



 同社によれば,EfficientのADSLモデムの出荷数は45万台以上,Alcatelは約32万5000台である。「両社とも,大手地域電話会社の米SBC CommunicationsがDSLサービスを積極的に展開していることが収益に結びついている。今後も継続的な受注が見込める」(シニアアナリストのMike Lowe氏)。


 さらに,調査ではケーブル・モデムについても言及している。主な内容は以下の通り。

・ケーブル・モデムとADSLモデムの合計出荷数は2000年第2四半期だけで280万台を超える。内訳は,DSLが130万強,ケーブルが150万強。

・DSLがケーブル・モデムを凌駕する勢いになってきた。DSLモデムは四半期につき50%の勢いで伸びている。これに対してケーブル・モデムの伸び率は,2000年第1四半期の31%から第2四半期は24%に落ちている。

・ケーブル・モデムのトップシェアは,32.3%を占める米Motorolaで出荷数は49万台。2位は米Terayonで17.9%,同27万台である。